「お客様にやさしいIT企業No.1の実現」―経営理念の背景にある想いとは?
経営理念が生まれた経緯を教えてください。

私たちの仕事は、お客様に100%ご満足いただくことを前提とし、その先の120%を超える価値を提供してこそ「感動」が生まれると考えています。そのために必要なのは、徹底したユーザー目線で“本当に使いやすいシステム”をつくること、そしてそのシステムが企業の利益に確実に結びつくことです。エンジニアとして現場に立ってきた経験から、私は「これこそが自分たちの存在意義だ」と強く感じ、創業当初は「お客様にやさしいIT企業をめざす」という理念を掲げました。しかし、「やさしい」だけでは言葉のトーンが柔らかく、私たちが目指しているレベルの高さが十分に伝わらないのではないかという意見もありました。そこで、あえて明確に「No.1」を目指す姿勢を打ち出しました。またSE業界では、ユーザーファーストを追求するあまり、従業員が犠牲になるという矛盾が起こりがちです。私は、ユーザー目線の実現と同時に、ステークホルダー全員がメリットを享受できる仕組みをつくることこそ経営の責務だと考えています。だからこそ「お客様」だけでなく、「従業員」も「社会」も幸福になる――そんな“やさしいIT企業No.1”を目指す現在の理念が生まれました。
実際に経営理念を体現するために、どのような取り組みをしているのでしょうか?
徹底したユーザー目線を持ち、主体的に提案する姿勢を重視しています。ただシステムを作るのではなく、顧客のビジネスや経営の背景まで理解したうえで、お客様の利益に直結する存在感のあるサービスを提供することを目指しています。そのために、どのようにすれば“顧客満足度120%”を実現できるのかを常に意識し、従業員の姿勢や行動レベルにまで落とし込むことを大切にしています。私は、IT企業も本質的にはサービス業であり、原点は顧客満足度の追求にあると考えています。たとえばディズニーランドやスターバックスの接客が象徴的です。明るい声や笑顔、気持ちの良いコミュニケーションが、顧客体験を大きく左右します。IT企業においても同じで、その姿勢こそが顧客満足度No.1につながると、私は常に社員に伝えています。こうした考え方が社内に浸透した結果、クライアントから信頼をいただき、安定的に受注を継続できています。プロジェクト終了後に長文の感謝メールをいただくこともあり、その一つひとつが理念を実践している証だと感じています。
IT領域のプロとして120%の顧客満足度を追求していく姿勢を持つ
では、「従業員にやさしい」という視点ではいかがでしょうか。
毎年最低1つは働く環境を良くするための施策を実行することを掲げています。資格取得のための一時金支給や参考書購入費用の補助制度などはその一例です。数年に一度の海外社員旅行も実施しており、社員には仕事以外の経験や刺激も積極的に提供しています。また、社員からの提案は積極的に受け付けており、毎月の経営会議で取り上げて議論しています。改善につながる内容であれば、その場で決裁し、できるものから即座に反映するようにしています。もちろん、会社経営においてはドライな判断が必要な場面もあります。ただ、当社はどちらかと言えば人情味のある組織だと感じています。家族的と言ってもいいかもしれません。なぜなら、IT企業において「人」はすべての源泉だからです。人材にどれだけ投資できるかは、企業としての競争力に直結します。利益と投資のバランスを取るのは簡単ではありませんが、それでも従業員への投資を最優先事項の一つとして捉えています。
「社会にやさしい」という視点はいかがですか?
社内で“社会にとって必要なサービスとは何か”をテーマに、従業員によるコンペを実施したことがあります。社会課題を起点に新規事業の種を探す取り組みで、こうした動きは今後も継続していきたいと考えています。もちろん、それらを実際に事業化し、マネタイズまで持っていくのは簡単ではありません。だからこそ、長期的な目線で地道に取り組む必要がある領域だと思っています。社会貢献をビジネスとして成立させるには時間がかかりますが、諦めずに挑戦を続けていくつもりです。
エンジニア一人ひとりの力量が問われる世界だからこそ教育も怠らない
経営理念に紐付けて、「KMKらしさ」はどこにあるとお考えでしょうか?
まず“従業員の教育”だと答えます。私自身、IT企業の現場で長年仕事をしてきた経験から痛感しているのは、顧客が求めるニーズと技術者が実現できることのあいだには常にギャップが生まれるということです。そのギャップをどう埋め、最終的に最良の形に仕上げるかは、プロジェクトマネージャーの手腕にかかっています。そして同時に、エンジニア一人ひとりのスキルの高さが極めて重要になります。この構造は、プロジェクトが大きくなるほど顕著です。たとえば金融機関が扱うような大規模システムでは、一気通貫で作り切ることはできません。プロジェクトマネージャーがフェーズごとに目標を設定し、段階的に積み上げていかなければ確実に失敗してしまいます。つまり、IT企業が社会に本当に役立つ存在になるためには、最小単位である“技術者個人の力”が欠かせず、どれだけ適切な教育を施せるかが核心になります。仮にKMKが100万人の従業員を抱える巨大企業になったとしても、教育を疎かにすれば品質も組織も崩れてしまうでしょう。それほどまでに、教育はIT企業の根幹だと考えています。

会社として、教育および人を大事にされているんですね。
新卒で採用した社員にITの基礎すら教えないまま、いきなりプロジェクトにアサインする企業は少なくありません。右も左もわからない状態で難易度の高い業務に臨ませてしまうことが、IT業界が「キツい」「厳しい」と言われる背景の一つになっているのだと思います。私は、まず基礎知識をしっかり身につけてもらい、そのうえで立派なIT人材へと育てていく教育活動こそ、企業規模に関係なく推し進めるべきものだと考えています。その積み重ねが、最終的には業界全体の質を底上げすることにもつながるはずです。
一緒に働きたい仲間のタイプは?
KMKの仲間になって欲しいのはどんな人ですか?まず新卒採用について教えてください。
「自由な挑戦と成長を楽しめる人」です。まず大切なのは、強い好奇心と“まずやってみる”という前向きな姿勢です。KMKは挑戦を歓迎する文化があるため、完璧さよりも、動きながら改善していける力を重視しています。新しい技術や未知の領域に興味を持ち、失敗を恐れずに前に進める人を歓迎したいと考えています。次に、素直さと仲間を尊重できる姿勢も重要です。KMKは「やさしいIT企業」を掲げており、他者の意見に耳を傾け、困っている仲間に手を差し伸べ、互いに成長を促し合える環境を大切にしています。そうした価値観に共感できる人に、ぜひ仲間になってほしいと考えています。さらに、自分の未来を自分で切りひらきたいという意志を持った人にも来てほしいと思っています。KMKには、プロダクト、コンサル、アーキテクトなど、多様なキャリアパスが存在します。自由度の高い環境の中で、自分の強みを磨き、自己実現を目指すことができます。こうしたマインドを持った新卒の方が、将来的にKMKの成長を支える中核人材へと育っていくことを期待しています。
中途採用についてはいかがでしょうか。
「自由とプロ意識を両立できる自律型の人」です。これまで積んできた経験を土台にしながら、その力を活かして新しい挑戦ができる方を求めています。自分の考えや経験を武器にしながら、自律的に成長し続けられる人を歓迎したいと考えています。KMKは提案を歓迎し、挑戦を後押しする文化があるため、「もっと大きな裁量を持って仕事をしたい」「技術的な改善に積極的に取り組みたい」「責任を持って最後までやり遂げたい」という方には最適な環境です。次に、仲間を尊重し、協力しながら成果を生み出せる姿勢も重要です。専門性の異なるメンバーと協働するには、“やさしさ”と“プロ意識”の両立が欠かせません。困っている人がいれば自然と助けに入る、若手や後輩を育てる、相手の立場を理解して動ける――そうした姿勢を持つ方に、ぜひ来ていただきたいと考えています。そして何より、「お客様の幸福」を第一に考えられることが大切です。単なる作業者ではなく、パートナーとして価値を提供できる人。押し付けではなく一緒に最適解を探し、顧客の課題を丁寧に拾い上げる姿勢は、KMKの理念そのものにつながっています。これまで培ってきた経験をKMKに還元し、会社の成長をさらに加速させてくださる方と出会えることを楽しみにしています。
ケーエムケーワールドが目指す未来とは?
今後はどのような会社にしていきたいでしょうか?

会社の根幹である三つの理念を軸に、「技術 × 人 × 優しさ」でITの未来を切り拓いていく会社にしたいと考えています。
まず一つ目は、お客様の幸福を第一に考え、真に寄り添えるITパートナーであることです。単なる技術提供ではなく、課題や想いに寄り添い、共に最適解を導き出す姿勢を大切にしていきます。
二つ目は、従業員が夢や成長を実現できる誇れる職場をつくることです。挑戦を楽しみ、自己実現に向けて走れる環境を整えることが、結果的に会社全体の力になると信じています。
三つ目は、社会全体がより安全で便利になるための価値あるIT基盤を提供することです。技術を通じて社会に貢献し、人々の暮らしを支える存在でありたいという思いがあります。
この三つの幸福を実現していくことこそが、ケーエムケーワールドの存在意義です。これからも技術と人の力を信じ、「やさしいIT企業No.1」として成長し続ける会社でありたいと考えています。
当社の未来において、最も重要な資産は「人」だと考えています。テクノロジーを動かすのも、コンサルティングを形にするのも、プロダクトを育てるのも、すべては人の力によって成り立ちます。だからこそ、エンジニア一人ひとりがやりたいことに挑戦でき、成長し続けられる環境づくりを何より大切にしています。具体的な取り組みとしては、幅広い技術領域のプロジェクトに参加できる機会を用意し、コンサルタントやアーキテクトへのキャリアアップ、自社プロダクトの開発、新規事業の立ち上げなど、多様な挑戦の場を整えています。プロジェクトの幅が広いからこそ、自分の強みを伸ばすことも、新しい領域に踏み出すこともできます。こうした取り組みを通じて、社員一人ひとりの「仕事人生」が豊かになる会社であり続けたいと考えています。