こんにちは。
お久しぶりです。20卒のSです。
たまに釣りに行っています。
今回はテクノロジートレンド紹介ということで、
最近開発・利用が盛んになっている
「画像生成AI」について書いていきます。
画像生成AIとは、文章(プロンプト)を入力することで
それに沿った画像(写真・イラスト)を描写してくれるというものです。
「パソコンをタイピングする男性」で出力したものです。
ことの発端は、Stability AIという会社が
画像生成AI「Stable Diffusion」のソースコードとモデルを
一般公開したことです。
この「モデルが公開された」というのが大きな点です。
AIを学習させるためには大量の画像とマシンパワーが必要で、
商用レベルのものを作るには企業や研究機関レベルのリソースが必要でした。
しかし、このモデルはすでに学習を終えているため、
個人用PCでも利用可能になっています。
さらに、AIの特徴として学習状態から特徴を絞って学習させると、
それに特化した出力ができるようになる、というものがあります。
つまり、Stable Diffusionのモデルにイラストを学習させると
そのイラスト風の画像を出力するモデルに変化するのです
(これも個人レベルで可能です)。
「パソコンをタイピングする男性の浮世絵」で出力したものです。
AIの絵が米国の美術品評会で1位になったり、
イラストとは無縁だった人がモデルを利用して
イラストの仕事を請け負う
(思った通りの出力をさせる人をプロンプト職人と呼ぶそうです)など、
イラスト業界に与える影響は小さくなさそうです。
AIが人から仕事を奪うという論は
主に単純労働に向けて言われるものでしたが、
イラストという最もクリエイティブな分野が
AIに浸食されるのは意外でした。
ソフトウェアというものは一度公開されると
拡散され回収不可能になり、それが影響力の大きなものだと
不可逆的な変化をもたらします。
そういったものに乗り遅れない・振り回されないためにも
日頃からキャッチアップをしていきましょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。